永年乗ってきましたGT Ti。フルデュラで組んでますんでBBはSM-BB9000。チョッと音鳴りしてきましたんで交換。まあ普通の選択ならSM-BB9100なんですが、ネタにならないので色々物色。お客様に勧めてる手前、やっぱりTOKENかなっと。しかもTBT! デュラの3倍の値段ですよ‼TBT(TIRAMIC BEARING TECHNOGY)ですよ。ティラミックって読むそうです。シマノのBBは デュラも含めて回転がイマイチって意見もあるけど僕は結構満足してたんです。その理由がシッカリしたシール。ゴミや水分を入り込ませないメンテナンスフリー。これ大事!回転ばっかり強調してシールがダメダメのBBもあるんで注意!その点トーケンはハイクラスBBなのにしっかりしたシール。それでいて回転なめらか。X-SEALだそうです。
BB交換時の問題点あるある。
第一のハードルは規格。多すぎ!でも安心。僕のはBSC/BSA。JIS。間違えようがない。
第二のハードルは外せない。回らない。水分、ゴミ、摩擦熱によるサビ、焼き付き、かじり。何やっても外れない、回らないヤツってあるんです。しかもチタンは特別。ドキドキ。でもシッカリ組んでるパーツは安心。このGT Tiはバラ完。店をやる前に金太郎さんで組んでもらってるんで、シッカリアンチシーズを塗って、適正トルクで組んでるんで何の苦も無く外れました。
雨の日は基本、乗りません。だからフレームの中も綺麗です。まあ、めったに開ける事も無いのでシッカリ掃除して、とっとと組付け。ここで役立つ一言!「右ワン、左ペ、逆ネジ」これ大事。試験に出ます。右側ドライブ側のBBと左側ノンドライブ側の左ペダルは逆ネジって事。昔一緒に自転車を勉強してた先輩タケさんに教えて貰いました。いまだに、BBとペダル触る時は「右ワン、左ぺ」って唱えながら作業してます。
BSC/BSA、JISって規格、いつ頃出来たんでしょう?最新のBB規格を否定するわけでは無いけど、作業してても、やっぱり安心です。何十年も前に出来て、色々改良されて、ママチャリからツールド・フランスまで、数百円のカップ・アンド・コーンから数万円のセラミックBBまで。凄いです。そのどれもが作業しやいです。尊敬します。
シートポスト、こんな時にしか抜きません。チタンパーツ大好きな僕としてはFinish Line Ti-Prep は必携なんですが、大きい缶の販売が日本では終了。今のが無くなったらパークツールに変えます。金属パーツはたまには抜きましょう。
よく言われる話ですが、BBをセラミックに変えたらギア1枚軽くなったとか、ホイールをカーボンに変えたら1分タイムが縮まったとか聞きますが、残念ながら僕はそこまでの激変を今まで感じたことはありません。元々が身分不相応、能力以上のパーツを使ってるのもありますが、それなりのパーツで、しっかり整備されてる自転車はパーツグレードにかかわらず、しっかり走ります。それよりも声を大にして言います。自転車は整備が必要な乗り物です。整備、メンテナンスされていない自転車をチャンと整備、メンテナンスすれば、ギア1枚以上軽くなるし、タイムも1分以上縮められます。その上でグレードアップすれば鬼に金棒。最速だぜ!で、僕のバイクですがやっぱりイイです。インナーロー多用の僕としては人よりクランク回すのも多いし(恥ずかし)、クルクル感はあります。アウタートップでトルクかけた時もスルスル感があります。装着しちゃうとほとんど目立たないパーツですが自分の脚に直結したパーツなんで、しっかりと整備したうえで選ぶと効果ありのパーツかと。
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例のタケ (金曜日, 25 9月 2020 01:55)
右ワン左ペ
僕もいまだに唱えてます!!
手前味噌ながら、誰に教えてもらったわけでもなく、修行したての頃に絶対失敗できひんと言う強迫観念で編み出した呪文です。
シンさんにも今だに活用していただいてると分かって、ひとりでめちゃニヤついてしまいました!!